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ビーズグランプリ2009
審査会総評
審査員長 関口 照生
この公募展も今回で8回目を迎えました。初めて審査会に出席した2002年のことをふと思い起こすと、ビーズクラフトの世界がいかに進歩したかを感じます。
毎回言えることですが、今年は特にアクセサリーに於いても、モチーフ部門の作品に於いても、女性にはない感性で作られた男性作家の作品が目を引きました。
そして相変わらずガラス玉部門の作品達は魅力的です。私がガラス玉ばかり見ているとスタッフには笑われますが、あの小さなガラスの中に幾重にも広がる世界を、毎年楽しみにしています。
全体的に今回は、多種多様な素材、そしてその豊富な素材を使いこなす作り手の技術のしなやかさに驚かされました。作り手が【アート】を意図して制作に着手していることを感じます。
素材・技法・個々の技術力など、作り手の引き出しが豊かになるのはよいことです。
しかし、ひとつの物を作る時に、その引き出しの中から何を選ぶのか、どう組み合わせ、どう整理していくのか・・・今回の審査を通じ、今後はこれが大きな課題になっていくであろうと思っています。
それでは秀作揃いの展示会を、どうぞゆっくりとお楽しみ下さい。
ガラス玉部門 審査員長 椎葉 佳子
回を重ねるごとに作品のレベルは確実に上がってきていると感じます。専門雑誌や多くのプロ作家のワークショップなどによって様々な技法がかなりオープンにされていることもあって、応募作品もいろいろな技法を駆使したものが多くなりました。
それだけ、「ガラス玉」とひとくちで言ってもこれだけのものが揃うのか・・・と、審査をする側にとってもそれはとても楽しみなことです。
今回大賞に選ばれた作品は繊細なモザイクの技法を取り込んだものです。あざやかな青が目を惹き付けます。作家が訪れたであろう街をイメージして、ロマンティックに作り上げた印象を受けました。マットなガラスの良さを充分に考慮した作品だったと思います。
新しい境地を開かれた受賞者の今後に大きな期待を持っています。
kinari賞は基本に忠実な作品です。
様々な技法を使って、自分の世界をしっかりと表現された作品だと思います。
今年は全国より初めての応募者が多く、楽しい審査になりました。